車で行く四国遍路

10日目(4/11火曜)

7:40アパホテルを出発。

丸亀市内


 

74番医王山 多宝院 甲山寺こうやまじ真言宗善通寺派(薬師如来)
香川県善通寺市弘田町1765-1
到着時刻: 8:05
走行距離: 1,680km
出発時刻: 8:30

小雨のなか、もうこの時間に車が一台止まっていた。

本堂
大師堂
境内
75番五岳山 誕生院 善通寺ぜんつうじ真言宗善通寺派(薬師如来)
香川県善通寺市善通寺町3-3-1
到着時刻: 8:42
走行距離: 1,682km
出発時刻: 9:30

ここは空海生誕の地である。

佐伯(直)田公さえきのあたいたぎみは、この地で長く郡司を務める有力な豪族で、また仏教に深く信心し、自宅の隣に自ら寺を建立し一族そろって信仰していたという。

このような環境で育った空海であるから、役人になるべく始めた勉強も次第に仏教に傾いていったのは当然だったのだろうか。さらに深く仏教を学ぼうとした空海は、遣唐使に随行して唐に渡り、恵果けいかに師事し、2年後の806年に帰国した。

2年という異例の帰国の早さに、朝廷からしばらく入洛を禁じられる。

帰国の翌年、父から寺を含む、現在の東院にあたる一画を譲り受け、恵果けいかが居住していた長安の青龍寺を模して善通寺の建立を始めた。813年に落成し、父のいみな(死後に付けられる別称)の善通よしみちをとって「善通寺」と命名した。

その400年後。住まいはすでに京都に移っていたが、跡地に空海をお祀りする「誕生院」が新たに建立さた。それは善通寺とは別のお寺であるが、明治時代に善通寺に吸収される形で一つのお寺となった。今でもその名残で、本堂のある当時の善通寺を東院あるいは伽藍、御影堂(大師堂)のある誕生院を西院と呼んでいる。

駐車場は無料だがとても広い。入口で全体の見取り図を受け取って適当に駐車する。

済世橋

駐車場から済世橋を渡って西院に入る。

境内も広く、一目で全体を見渡すことは到底できない。

大師堂、聖霊殿

大師堂はすぐ分かったが本堂が見つからない、というか分からない。境内の見取り図を車に置いてきたことを後悔した。困ってお寺の人に尋ねてみると、ここは西院だから本堂には仁王門を抜けて隣の東院に行けとのこと。

この先に仁王門
仁王門
本堂

高さ43mの五重塔
本堂の向いにある。

この五重塔を観ているとなぜだか違和感を感じる。その理由は、普通、上にいくにつれて屋根が小さくなるものだが、この塔はその割合が小さいからだと思われる。

76番鶏足山 宝幢院 金倉寺こんぞうじ天台寺門宗(薬師如来)
香川県善通寺市金蔵寺町1160
到着時刻: 9:57
走行距離: 1,686km
出発時刻: 10:22
本堂、大師堂
境内
77番桑多山 明王院 道隆寺どうりゅうじ真言宗醍醐派(薬師如来)
香川県仲多度郡多度津町北鴨1丁目3番30号
到着時刻: 10:33
走行距離: 1,691km
出発時刻: 10:55
仁王門

仁王門から本堂に向う石畳は、観音様が並んでお迎え。

本堂

御本尊の薬師如来像は、胎内に開祖道隆作の薬師如来が入る二体薬師像で、眼病平癒のご利益があるという。

大師堂
境内、多宝塔

78番仏光山 広徳院 郷照寺ごうしょうじ時宗(阿弥陀如来)
香川県綾歌郡宇多津町1435
到着時刻: 11:11
走行距離: 1,699km
出発時刻: 11:40
駐車場

納経所は2mほど階段を上がった高い所にある。

本堂

境内はきれいに砂利が敷き詰められ、掃除も行き届いている。お寺というと古いイメージがあるが、それとは違う小ざっぱりした雰囲気のお寺である。

大師堂

気が付かずに通り越してしまうかもしれないが、大師堂の手前左に地下に降りる階段の入口が見える。それは屋根もなく、ただ赤い欄干に囲まれているだけで、欄干がないときっと何人か不注意で踏み外し落ちてしまうような穴だ。

万躰観音洞

階段を降りていくと、はじめは一面に何かの模様が描かれているように見えたが、目が慣れてくるとそれが小さな観音像で、狭い通路の両側に上から下まで隙間なくきれい並べられているのが見えてくる。四角い回廊になっており、ところどころに置かれた明かりに照らされて黄金に輝く観音像が仄かに浮かび上がってくる。
この像は全国の信者から奉納されたもので、3万体もあるという。

79番金華山 高照院 天皇寺てんのうじ真言宗御室派( 十一面観世音菩薩)
香川県坂出市西庄町天皇1713-2
到着時刻: 12:05
走行距離: 1,708km
出発時刻: 12:30
石柱門(正面は白峰宮の社)

本堂を探すの手間取った。天皇寺と白峰宮は土塀で仕切られている。本堂は一旦塀をくぐって白峰宮に入り、参道を横切って行った先にあった。

本堂、大師堂

本堂と大師堂は隣り合うように建っている。燈明台と香炉はその間に1基ずつあり、共用なんだろう。

納札を入れようと箱の中を覗いてみると折からの雨で納札がすっかり濡れていて、ここへ入れるのかと思うと寂しい気がした。

天王寺には崇徳すとく上皇が祀られている。

瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に 逢はむとぞ思ふ
(小倉百人一首)

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12:45うどんが食べたくて、さっきからうどん店を探しながら走ってきたが、国分寺の手前でようやく見つけた。今回の旅で初めて食べる讃岐うどんの店は、山下うどん店さん。

外へ出たら、さっきより雨が強くなっている。どうも今回は雨に取り憑かれてる感じだ。

80番白牛山 千手院 国分寺こくぶんじ真言宗御室派(十一面千手観世音菩薩)
香川県高松市国分寺町国分2065
到着時刻: 13:20
走行距離: 1,716km
出発時刻: 13:45
山門

山門をくぐると、道の両側に「ミニ八十八ヶ所巡り」といって、八十八霊場の御本尊の石仏が並んでいる。

本堂、大師堂

大師堂は少し変わったレイアウトになっている。大師堂の建物に入っていくと納経所はあるがお大師様の像は見えない。お大師様が鎮座するのは隣り合うように建った別の建屋の中で、今日のように雨風が強いときはガラス戸が閉じられ、ガラス越しにお参りする。

参拝所(納経所)

ガラス戸越しにお参りする。

よく見ると「撮影禁止」の張り紙が...

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81番綾松山 洞林院 白峯寺しろみねじ真言宗御室派(千手観世音菩薩)
香川県坂出市青海町2635
到着時刻: 14:10
走行距離: 1,730km
出発時刻: 14:41

崇徳院とその怨霊、西行のことについて

勅願門

この手前を右、石段を上ると本堂、大師堂があります。

本堂、大師堂

石塔(本堂横)、境内(正面は客殿)

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根香寺へ向かって走っていくとだんだん霧が深くなり、しまいには視界が50mもきかない程真っ白になってしまった。

82番青峰山 千手院 根香寺ねごろじ天台宗(千手観世音菩薩)
香川県高松市中山町1506
到着時刻: 15:00
走行距離: 1,739km
出発時刻: 15:40

“ねごろじ”というと和歌山県の根来寺ねごろじと混同しそうだが、まったく関係ない。あちらの根来寺はその昔、伊賀や甲賀とならぶ忍者の里であったそうだ。だが、関係がないとはいえ、このような深い霧の中に佇む根香寺の前に立っているとそのうちどこか霧の中から忍者が飛び出してくるような気がする。

霧の根香寺(山門)

根香寺はよく霧がでるそうだ。

朝から気温が上らず、ここに来て手がかじかむほど寒い。

石段を上がったところ

正面の香炉の先に入口がある。

真直ぐ中庭を行くのではなく、回廊を時計回りにまわって正面の本堂へ向かう。

本堂
大師堂 (右は途中で見つけた 役の行者えんのぎょうじゃや 像)
83番神毫山 大宝院 一宮寺いちのみやじ真言宗御室派(聖観世音菩薩)
香川県高松市一宮町607
到着時刻: 16:11
走行距離: 1,757km
出発時刻: 16:38
西門

駐車場はこの道の後方、高松南高校の隣にある。

西門から境内へ
本堂、大師堂
本日の宿泊
ビジネスホテル サンシャイン高松 (高松市藤塚町)
チェックイン料金走行距離
18:105,100円1,777km

夕食は、近くの「やきとり山椒」に入る。ホテルで近辺の地図をもらったが、ホテルの前の通りいくつかお店が見えていたので、地図を見るまでもなく決めた。

ごく普通の焼き鳥屋で、お客もたくさんいて賑やかだった。

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