中国地方・小京都ツアー

19日(木) (広島県)

日付が変わり、単調な高速走行が続いていたので、さすがに眠たくなった。安佐SA(広島県)に入り、六日市I.Cの手前のスーパーで買ったお弁当を食べ、それから仮眠。

目が覚め、ボーッとしているうち、まだ寄り道できる元気が残っているような気がしてきた。そうとなれば、何度か頭に浮かんだ須澤氏を訪問してみようと思い、時間つぶしを兼ねて目的地を帝釈峡に変えた。

高田I.Cで高速を下り、一般道を走る。家はほとんど無い。真っ暗な道を走っていると、何度か狸やらイタチやらに遭遇。

4:30三次みよし駅前を通りかかった。

三次駅前

街灯や深夜営業の店の明かりが結構あって、また車の通行もあって、急に都市に入ったような感じがした。
三次市は人口5万人ちょっとだが、この地方では大きな町だ。駅も最近建て直されたようで新しく、駅前もゆったりしている。

もうじき町を抜けようかというとき、道の両側にちょっと見慣れない家々が並んでいるのが見えた。民家には違いないが、どれも道沿いに白い漆喰の立派な塀を構え、敷地もゆったり、家も重厚な造りになっている。この辺りでは大規模建売住宅を開発したらこういう形になるのだろうか。

川に沿って再び山の中に入る。空が少し明るくなって眠気が出てきた。この時間帯が一番眠い。道沿いのパーキングエリアに車を止め、仮眠。

帝釈峡(庄原市)

8:00小さなトンネルを抜けたところが帝釈峡だった。帝釈峡は石灰岩台地が帝釈川によって侵食されてできた18㎞続く峡谷(カルスト地形)。到着したのは、たぶん一番の見所になるであろう神竜湖付近だった。だが、未舗装の小さな駐車場、手入れされていない歴史民俗資料館、古くなった商店とその老主人を見ると、まるで取り残された場所のようだ。

帝釈峡

せっかくなので、立て看板に書かれた地図にあった神竜湖を回る2㎞のコースを歩くことにした。

土がむき出しの細い道。脇から木の枝が張り出していて、それを避けながら歩く。で、足元に気を取られると、今度は顔に蜘蛛の糸がかかる。もう、引き返そうかとも考えたが、もう少し、もう少しと行くうちに何とか一周できた。ここは多分、紅葉の時期が一番いいのだろう...
早々に車へ戻り、東城に向かう。

東城(庄原市)

9:30インターチェンジ近くの道の駅「遊YOUさろん東城」で須澤氏に℡。落合う場所は庄原温泉「リフレッシュハウス東城」先の竹森にある「森林の匠塾」。今、この地を離れて住んでいる人から頼まれたお墓の掃除をしているので、1時間後に会おうということになった。

作業小屋

ここは、市から援助を受けて週に一度、地域の人たちと木工細工を行なう工房だという話。

1時間を少し過ぎた頃、一緒に農業している先輩らと軽トラックでやってきた。この辺は農業といっても谷のような所にできた狭い農地だから、それだけでは生活できない、多くの人は市役所や公共の仕事を副業にしているとのとこ。それから、色々な名目で支給される補助金があってなんとかゆとりのある生活ができているが、それでも後継者不足は深刻だそうだ。

須澤さん

地元の人達と元気にやっているようでなによりだ。

挨拶を交わし、お昼をここで食べることにして、それまで須澤さん宅にお邪魔することになった。

お宅はこの小屋から山の方へ上って行き、10分ほど行ったところにあった。こじんまりした新築の平屋だったが、それと同じぐらいの大きさの作業小屋がくっついている。

夫婦二人と3ヶ月のレトリーバの三人暮らし。菜園に出ていた奥さんを呼んで、小屋に据え置かれたテーブルを囲んで会社にいた頃の話やここの暮らしの話などを楽しんだ。奥さんは人と話すことが好きなようで、採れた野菜を道の駅に出品しているとか、猪除けの電気柵が低くてイノシシが入ってくるとか、畑から小石がたくさん出るとか、また、冬には炭を焼くがその時間が好きだとか、来年は石釜を作ってピザを焼きたいなどと話す。

お昼ごろ、「森林の匠塾」に戻って昼食。先輩二人と四人でホットプレートを囲み、猪の肉(?)とえのき、こんにゃくなどを塩・胡椒で焼く。材料は先輩が揃えてくれた。しばらくして須澤さんの奥さんも加わる。帰り際に奥さんから、姉さん(?)が週に2日だけ製造・販売しているというジェラートを土産に持たせてくれた。

2時頃お別れし、東城I.Cから大府まで高速を一気に走る。途中、1時間ほど仮眠を取った。神戸辺りを走って居る時、カメラが置き忘れてあると連絡が入った。

20:50亀崎にジェラートを届け、無事、鳴海帰着。

これを書きながら

この旅行記は、帰った後で足りない部分を調べながら書いた。予備知識なしに出かけたものだから、調べていくうちに、ものの上辺しか見ていなかったり、見るべき所が近くにあったのも知らずに通り過ぎてしまったりしたことが沢山あった。また、宿探しでは今回も車の NAVI 情報から探し、着いてみたら後悔ということもあった。

今まで、スマホは要らない、携帯電話で十分と考えていたが、これを書きながら「スマホがあったら...」と後悔するものがあり、ついにスマホを買うことにした。
スマホがあれば... まだ行き先も決まっていないのに、次の旅行では、ああして、こうしてと、もう、妄想が始まる。

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