九州一周の旅

3日目(5月9日水曜)

大分県

大6鉄輪かんなわ 温泉
大分県大分市荷場町7:55発869km

陽光荘の朝、久しぶりに日の光をみた。通りを歩いて行く人はまだ少なく、静かだ。風も無く、所々に白い蒸気がゆっくり立ち昇っているのが見える。出発にはまだ少し時間があるから、鉄輪の風景を見に出かけた。坂ばかり。温泉の匂いと噴き出す蒸気が朝日を浴びて温泉街らしい。

陽光荘(鉄輪温泉)

7:55荷物をまとめて陽光荘を出発。

大7府内城址
大分県大分市荷場町8:35着913km

府内とは、昔、律令時代(7世紀後半~10世紀)にここ豊後国の国府が置かれたことから明治初期まで府内(府中)と呼ばれていた。

府内城址

府内城址に別れを告げ、湯布院に向う。来た道を引き返して別府の街の真中を山に向かって上がって行く。


大8湯布院
大分県由布市湯布院町10:10着950km

「湯布院」は、「由布院」と書くことがある。紛らわしいが、その昔、由布院町と湯平村が昭和の大合併で「湯布院町」となり、由布という地名はなくなったが、温泉など一部ではブランドのように「由布院」を使っているというのがその理由のようだ。

前に来てからもう36年になる。由布院の時代だ。

由布駅と駅前風景

駅には初めて来た。当時とは全く違うだろう。ずいぶん賑やかで、あちこちから楽しそうな話声が聞こえてくる。ただ日本語ではなく、ほとんど中国語。

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湯布院から一時やまなみハイウエイに入り、次の九重”夢”大吊橋に向かう。やまなみハイウエイは、県道ではあるが湯布院から熊本県阿蘇郡南小国町まで続く景色のすばらしい山岳道路でドライブに人気の道だ。九重山を抜け、阿蘇エリアに入ると見晴らしの素晴らしい景色が広がる。

やまなみハイウエイ

途中、農家レストランベベンコで一休み。牛を飼っていて、待っている間にその肉でコロッケを揚げてくれる。馬や山羊なども間近に見られる。

大9九重”夢”大吊橋
大分県玖珠郡九重町11:40着979km

対岸のほうに来てしまったようだ。山中の小道のようなところを歩いて行くと吊り橋の塔がが少しずつ見えてくる。たもとまで行って辺りを見まわすとあまり生活感が感じられない。この橋は、2006年に観光目的で架けられた歩行者専用の橋で、谷底まで173m、全長390mあり、眼下には鳴子川渓谷と滝、遠くには九重連山が見渡せる。通行料は往復500円で、夜間は閉鎖される。

九重”夢”大吊橋

大10慈恩の滝
大分県日田市天瀬町赤岩13:45着1,017km

玖珠川に沿って走る国道210号の脇にあり、この川に合流する山浦川が最後の段差を流れ落ちる滝だ。
近くには道の駅「慈恩の滝 くす」があり、車で訪れた人が駐車できるようになっている。お昼をかなり過ぎていたが、ここで買っておいたお弁当を食べた。

慈恩の滝

奥に落差20mの滝があり、下の滝と合わせて30mの落差がある。橋の脇から滝の方に下る遊歩道がついていて近くに寄って見ることができる。下の滝では遊歩道が滝の裏を抜け、歩いて通り抜けることができる。

大11豆田町
大分県日田市豆田町14:50着1,041km

随分遠くまでやって来たと思ったが、ここにも外国の一団がワイワイ・ガヤガヤ。日本人の観光客が居るのかと思えるほど。一体どうしてこんな辺鄙な所を見つけて来るのかと考えてしまう。

豆田の街並み

日田は九州北部のほぼ真ん中、盆地のなかにある。阿蘇や周辺の山々から流れ込む川はここで三隈川に合流し、やがて筑後川となって有明海に流れていく。肥沃な土地は農業に適し、石器時代にはもう人が移り住んでいた跡が発見されている。江戸時代には東西を結ぶ交通の要衝にもなっていた日田が幕府直轄の天領となり、城下町として町づくりが進められた。豆田はその中心にある。

古い街並みを眺めて歩き、広瀬資料館前の日田醤油さんで土産に醤油の詰め合わせを購入した。

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次の坂本善三美術館へは日田街道を南下。

阿蘇盆地へ続く

熊本県

熊12坂本善三美術館
熊本県阿蘇郡小国町黒淵16:30着1,076km

坂本善三は、1911年にここ小国町で生まれ、高校を卒業後、東京の現・武蔵野美術大学西洋画科入学に入学。間もなく兵役に就き、10年後に熊本に戻ってからは中学校の教師を務める傍ら風景・静物画の作品を描いた。46歳になるとフランス、スペインなどを訪れ、2年後に帰国してからは日本的な素朴な抽象画を描いた。

没後、遺族からたくさんの作品が町に寄贈され、平成7年10月にこの美術館が設立された。

坂本善三美術館

熊13黒川温泉
熊本県阿蘇郡南小国町大字万願寺黒川17:30着1,092km

雑木の中に溶け込むように温泉旅館が点々と建っている。よくある温泉街という雰囲気ではない。着いたのがもうかれこれ夕方に近い時間だったから、人の動きもどことなくのんびりしていた。

どこかに車を停めて、と思ったがザッと見渡しても公共の駐車場のような所は見えない。見通しが利かない。ちょっと残念ではあるが、今晩の宿に入る時間のこともあるので去ることにした。

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阿蘇のカルデラに向かって下って行く。そこは今までの景色と違ってまったく平らで広大。そこに何面もの畑や田んぼが延々と続いている。

本日の宿はその平野の南端にある「ASO Base」。主に若者やバックパッカーを相手にする宿だ。普通の宿と違って相部屋がたくさん用意されている。今風にドミトリーと言い、格安で宿泊できる。1階のロビーは居間のような雰囲気があり、数人の若者があちことでくつろいで話をしていた。

予約の際にそんな説明があったが、もちろん私は個室。

本日の宿泊
ASO Base (熊本県阿蘇市黒川)
チェックイン料金走行距離
19:00?,000円1,125km

夕食は無く、近くのコンビニでお弁当を買い込んで済ませた。本日の走行距離は256km。

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